1980-01-30 第91回国会 参議院 本会議 第4号
これが事実だとすれば、わが国食糧政策の大きな後退であり、その影響はきわめて甚大であります。今後の自給率をどの程度に維持される考えなのか、その具体的なプロセスはどうか、さらに、これまでの安易な食糧輸入政策を転換する考えがあるかどうか、あわせて明確な御答弁を求めるものであります。 展望のない営農ほど農民を悩ませるものはありません。
これが事実だとすれば、わが国食糧政策の大きな後退であり、その影響はきわめて甚大であります。今後の自給率をどの程度に維持される考えなのか、その具体的なプロセスはどうか、さらに、これまでの安易な食糧輸入政策を転換する考えがあるかどうか、あわせて明確な御答弁を求めるものであります。 展望のない営農ほど農民を悩ませるものはありません。
したがって、国内におけるたん白、甘味等畑作農産物の生産回復は、単に畑作農業及び関連産業の振興ばかりでなく、わが国食糧政策上最も重要な課題であります。
わが国食糧政策の基調はどうあるべきであるか。 食糧自給度を政策目標として設定するには、大体次の四項目をどう認識するかが問題でありましょう。第一は内外の食糧需給の動向、第二は世界平和の帰趨、第三は国際収支の見通し、第四は雇用の産業間配置の動向であります。
もとより農業開発、電源開発の必要性についてはわれわれも賛意を表するものでりますが、そのためわが国食糧政策に重大な問題を投げ入れていることは考慮を要するところであります。われわれの根本的な立場は余剰農産物の受け入れそのものに反対でありまして、米国が余剰農産物を提供するその真意が那辺にあるのか納得がいかないのであります。
そういう見地からやっておるのでございまして、この義建物の受け入れの量蓄髪して、これらはわが国食糧政策の大局に影響のあるほど大きな問題とは思わないのでございます。また、これを影響して考えようとは断じていたしません。 この機会に一言申し上げて御了解を得たいと思いますことは、外国の安い米を買ってとおっしゃいますけれども、なるべく安く外国の米麦を買うことは私はいいと思います。
灰関するところによりますと、今回の農林大臣の更迭は、麦価問題に直接の原因があるやに伺つておりますが、本年産麦価決定の動向は、今後におけるわが国食糧政策の方向と重大なる関連を持つておるものと考えられます。つきましては、この問題につきまして新大臣に対して質疑を行います。質疑は通告順にこれを許します。吉川久衛君。
御承知の通り、本法律案は麦類の供出並びに配給統制を撤廃しようとするものであつて、わが国食糧政策の上に重大な変革をもたらすばかりでなく、主要食糧の増産と国民生活に直接影響するところもまたきわめて大きいので、ここに私は、次のような理由によつて政府原案に反対し、特にこの機会を通じまして、政府の食糧政策の無定見に対し重大な警告を発しておきたいと思うのであります。
しかも今日、不完全講和発効を契機として、国内外の諸情勢が、かかる輸入食糧に一方的に依存する政策の実現をすら許さない実情にあるとき、政府が再び本案の実現を期せんとすることは、農民に対しては低価格を強要し、消費者大衆に対しては、流通の混乱による市価の変動によつてますます家計を圧迫し、製粉その他麦加工業を営む中小企業者を崩壊せしめ、結局において大資本の利益に奉仕せんとする政策でありまして、本案はわが国食糧政策
しかもこれらをつくります原料に、その八〇%まで輸入に仰がなければならないという関係になつておりまして、主食とともに、みそ、しようゆ及び油脂、砂糖、この五品目によりまして国民に大体千二百四十カロリーを確保するということが、わが国食糧政策の基本をなしているように記憶いたしているのであります。外国からの輸入計画等も、これを基礎にその計画が立てられるというような次第でございます。